ご案内
自分の器を知り、やるべきことを淡々とやっていくとき、実はそこに最高の幸せが隠されているように思うのです。
虚栄心や嫉妬心を排したところに、満たされた世界がゆったりと存在しているのは事実のようです。
もうひとつバブル時の失敗は、社員の数を増やしすぎたことです。
バブルの頃は、物件が手に入りにくく、売買仲介が成り立ちませんでした。
どうしても自社で買い取っていかなければ、売るものがなくなってしまうわけです。
売るものがなければ、社員を養っていくことができず、どうしても無理をしてしまいます。
バブル崩壊後、売上が10分の1になり、莫大な借入れが残り、社員も大量に辞めていき、経営的にも、精神的にもずいぶん追い込まれました。
36歳、37歳、38歳はわが人生最悪の時期でした。
よく生き延びたものです。
そんなとき、ある人から『K』という名前を初めて聞きました。
1週間後、偶然に別の人からやはり『K』という名前を聞いたのです。
何かよく分からないけれど、会社の掃除を徹底されていて、なんとなくすごそうな人なのです。
これはご縁ある方に違いないと、住所を聞いて、ファンレターを出すことにしました。
1枚だけでは迫力がないので、1度に3枚出しました。
きっとご返事をいただけるに違いないという確信はあったのですが、はたしてご丁寧なご返事を頂きました。
平成3年8月のことでした。
そのときから、私の運命は音を立てて動き出したのです。
この10年間に270枚以上のお葉書をK先生からいただきました。
そのどれもが実にすばらしい内容なのです。
1枚1枚の葉書から、どれほど多くのことを学んだことでしょう。
私自身の生き方、そして会社の方向が根本的に変わりました。
「人と人との出会いは、一瞬早くもなく、一瞬遅くもなく、どんぴしゃりのところで巡り会う」とはM先生の言葉ですが、運命的な出会いというのは、まさにそのとおりだと思います。
K先生にならって、私も毎朝掃除を徹底することにしました。
朝6時半に出社し、7時から1時間半ほど掃除をしだしました。
もう10年間続けたことになります。
早朝の掃除は、決して苦痛ではなく、本当に楽しいものです。
掃除を始めたけれども続かなかったという経営者の方がごくたまにいるのですが、その原因は出社時間が遅いからだと思います。
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